1952-05-29 第13回国会 衆議院 本会議 第47号
堤防決壞などの災害にしても、今の政府のような中途半端なものではなく、根本的な改修なり、治山治水の土木工事によつて、その何割かが防げることは確実であります。 ところが、こういう根本対策を放任して、災害をあとから追いかけまわし、農民の責任でないものを、農民同士が助け合うのだといつて、国はわずかに超異常災害だけを負担して、残りは農民に強制しているのであります。
堤防決壞などの災害にしても、今の政府のような中途半端なものではなく、根本的な改修なり、治山治水の土木工事によつて、その何割かが防げることは確実であります。 ところが、こういう根本対策を放任して、災害をあとから追いかけまわし、農民の責任でないものを、農民同士が助け合うのだといつて、国はわずかに超異常災害だけを負担して、残りは農民に強制しているのであります。
土木災害は、海岸堤防決壞箇所百八十六箇所、河川六百九十九箇所、道路三百二十八箇所に達し、被害額は約十六億二千万円でありまして、その他、一般災害を累計いたしますと、約四十七億円に達しておるのであります。
われわれは被害の最も大きかつた桃生郡大塩村、小野村、北村、遠田郡の南郷村、涌谷町等を視察しましたが、江合川の堤防決壞による土砂の流入、泥水の滯留等によりまして、数百町歩の水田が一夜にして砂礫地と化し、あるいは立枯れとなり、その惨状目をおおわしむるものがあつたのであります。
すなわち八月十六日夕刻より宮城県庁において佐々木知事、照井土木部長より県災害の状況を聽取いたしまして、さらに東北地方建設局の伊東局長より直轄河川の災害状況の説明を聞き、翌十七日は早朝より仙台市内を貫通する広瀬川の急激増水による家屋、橋梁、その他さんたんたる被害の実情、さらに仙北地方、すなわち仙台以北の地方でありますが、これに車を馳せまして、市内の品井沼、吉田川、鳴瀬川等の堤防決壞、滯水等、稻の枯死し
次に各河川共通の問題でありますが、河川の数箇所に築造されている用水堰、井堰が堤防決壞の直接原因となつた事実にかんがみ、これらについては技術的に再検討し、一部の撤去、改造、土砂はきの設置等が愼重に考慮さるべきであると思います。
最盛期は十五日の午後四時から五時にかけて一時間でありますが、かように一畫夜半も降り續きます雨のために、先ほど申しましたように、道路におきまして千四百箇所、橋梁の流失破損が二百八箇所、河川の堤防決壞あるいは護岸などの破損が千二百九十二箇所、砂防施設におきまして二十五箇所、市町村工事の箇所におきまして百二十三箇所、合計が三千七十六箇所、金額にいたしまして實に十二億になんなんとする災害を受けているのであります
こういう實情を見てまいりまして、水害者あるいはその他の橋、堤防決壞あるいは土砂の流失ということにつきましても、その處置が非常に遲れていたようであります。
○大池事務總長 これは先ほども交渉會のときにちよつと觸れておりましたのですが、利根川堤防決壞に關し、流域の農地及び農作物の被害状況實地調査、それを農村委員會から委員長代理で理事が要求してまいつたのであります。農林委員八名を九月十八日より二十日まで三日間埼玉、茨城兩縣下及び群馬、栃木の利根流域ということになつております。この點どういうぐあいにいたしますか。
しかして水害の最も大をなさしめました關係は、栗原、登米を貫流しております迫川の氾濫、堤防決壞、またその支派川であります夏川、あるいは北上川の決壞、さらに江合川と申す遠田郡における川の氾濫決壞等が主なるものであります。冠水面積は四萬二千餘町歩になつておりまして、收獲減收見込高は目下のところ十八萬石と見積られておるのであります。